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大分市住宅地の地価動向/⑧大在・坂ノ市地区編

2023年11月11日

 

1. 地域の特徴

今回は、小学校区でいうと大在・大在西・丹生・小佐井・坂ノ市校区が対象になります。

この地域は大分市中心市街地からは離れますが、大在・坂ノ市地区ともに大規模土地区画整理事業により住環境の整備がはかられ、学校や病院、核となる商業施設も存し、日常生活に支障を来すことはありません。また、臨海部には多くの企業が操業し、この地域の雇用を支えています。

大分市の住民基本台帳によると、この地区は、2018年1月から2023年1月までの5年間で人口が5.1%、世帯数が9.3%の増加となっており、いずれも大分市内トップの増加率となっています。この地区には分譲マンションの建設がほとんど無いため、戸建住宅やアパートの増加が人口・世帯数の増加要因となっています。

一方、この時期における大分市全体の人口は0.7%の減少、世帯数は4.4%の増加となっています。

2.地価動向

国土交通省発表の地価公示によると、この地区の地価は、この5年間で15.3%(年平均3.1%)上昇しており、これは大分市内全体のこの期間における上昇率11.3%(年平均2.3%)を上回ります。しかしながら、下郡・明野地区(22.1%)、南大分地区(16.8%)や稙田地区(15.9%)におけるこの期間の上昇率には及びません。人口・世帯数の増加率ともに大分市内の他の地区を大きく引き離すトップであるにもかかわらず、地価上昇率が上記3地区に及ばない理由として、①地区内に造成可能な農地や山林が多く残ること、②土地区画整理地区内に戸建住宅やアパートの建設が可能な農地や未利用地が多く残り、旺盛な宅地需要をカバーする供給も存することがあげられます。

(こちらとほぼ同様の内容はOITA CITY PRESS 2023年11月号に掲載されています)

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