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各種ローンのメリットとデメリット

2026年4月10日

今回は、夫婦で住宅を購入する場合のローン形態として代表的な①連帯保証、②連帯債務、③ペアローンについて、これらの内容とメリット、デメリットについて話そうと思います。

・連帯保証

契約は1つです。連帯保証人(主債務者ではない夫婦の一方)は、あくまで主債務者(ローンの契約者)の債務を保証する立場で、主債務者が返済不能になった場合に代わって債務を返済する義務を負います。メリットとしては、銀行に支払う融資手数料(1つの契約で30万から50万円のケースが多いが、借り手の信用度や融資期間、融資額によっては100万円を超えることもあります)や登記費用(登録免許税や司法書士等への報酬)が契約1つ分ですむ点です。デメリットとしては、主債務者のみの収入を基礎として融資額が決定されるため大きな金額を借りにくい点、主債務者以外は住宅ローン控除を受けられず、団体信用生命保険(死亡時に残債が免除される保険、以下団信)に加入することもできない点です。

 

・連帯債務

契約は1つです。夫婦2人とも同列の債務者として扱われ、債権者に対して双方とも契約成立時点から全額の返済義務を負います。メリットとしては、銀行に対する手数料や登記の費用が契約1つ分ですむ点、夫婦の収入を合算して大きな金額を借りやすい点、2人とも住宅ローン控除を受けられる点です。デメリットは、主債務者以外は団信に加入できない点(例外あり)です。

 

・ペアローン

契約は2つです。夫婦がそれぞれ別のローン契約を締結し、互いに相手の連帯保証人になります。メリットとしては、夫婦の収入を合算して大きな金額を借りやすい点、2人とも住宅ローン控除を受けられる点、2人とも団信に加入できる点(ただし、保証は各々の残債の範囲内)です。デメリットとしては、契約が2つとなるため、銀行手数料や登記費用が嵩む点です。

(こちらとほぼ同様の内容はOITA CITY PRESS 2026年4月号に掲載されています)

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